ツボ療法の基本手技
花澤誠子
12年6月14日
目的に合わせた方法でツボを刺激しよう
同じツボを刺激する場合でも、様々な方法があります。
ツボにより、あるいは体調によって手技を使い分けましょう。
東洋医学では、気力や体力が低下した状態を「虚(きょ)」。
発熱したり緊張したりした状態を「実(じつ)」といいます。
どちらも体の不調となるので、「虚」と「実」の中間の「中庸(ちゅうよう)」の状態に導くことが大切です。
「虚」の状態にあるときは、ツボ刺激で気や血液を集め、
「実」の状態では逆に、気や血液を散らす刺激で高ぶりを抑えるようにします。
このように状態によって対処法が違うので、以下を参考に、症状にあったツボ刺激を行うようにして下さい。
1.なでる
なでる方向は、その目的によって違います。
血行を良くするために行う場合は、体の末端から心臓に向かって。
神経の痛みを抑えたい場合は心臓から末端に向かってなでるようにします。
なでることで静脈やリンパの流れを良くし、リラックスして自律神経の調整もできます。
2.揉む
もみ方には「揉みこね」と「押し揉み」があります。
広い場所を大きく押したり、つまんでこねたりするのが揉みこね。
親指や他の指を当てて、圧力を加えながら揉むのが押し揉みです。
揉むことで血行を促し、痛みや緊張を取り、疲労を回復する効果があります。
3.指圧する
親指、親指をのぞいた四指、または手のひらを使って指圧します。
1箇所につき5~6回、心地よい痛みを感じるくらいの強さで、ツボを圧迫するのがコツ。
指圧は神経の高ぶりを抑え、神経痛や筋肉のコリを和らげる効果があります。
4.たたく
ツボ刺激には、指圧やマッサージだけでなく叩く方法もあります。
手首や指を柔らかくして、力を入れすぎないのがポイント。
ツボを軽く、リズミカルに叩くと、振動の刺激が筋肉に伝わって症状が和らぎます。
※押したり揉んだりするときは、1,2,3,で力を入れ、4,5,6で力を抜くのが基本です。
同じツボを刺激する場合でも、様々な方法があります。
ツボにより、あるいは体調によって手技を使い分けましょう。
東洋医学では、気力や体力が低下した状態を「虚(きょ)」。
発熱したり緊張したりした状態を「実(じつ)」といいます。
どちらも体の不調となるので、「虚」と「実」の中間の「中庸(ちゅうよう)」の状態に導くことが大切です。
「虚」の状態にあるときは、ツボ刺激で気や血液を集め、
「実」の状態では逆に、気や血液を散らす刺激で高ぶりを抑えるようにします。
このように状態によって対処法が違うので、以下を参考に、症状にあったツボ刺激を行うようにして下さい。
1.なでる
なでる方向は、その目的によって違います。
血行を良くするために行う場合は、体の末端から心臓に向かって。
神経の痛みを抑えたい場合は心臓から末端に向かってなでるようにします。
なでることで静脈やリンパの流れを良くし、リラックスして自律神経の調整もできます。
2.揉む
もみ方には「揉みこね」と「押し揉み」があります。
広い場所を大きく押したり、つまんでこねたりするのが揉みこね。
親指や他の指を当てて、圧力を加えながら揉むのが押し揉みです。
揉むことで血行を促し、痛みや緊張を取り、疲労を回復する効果があります。
3.指圧する
親指、親指をのぞいた四指、または手のひらを使って指圧します。
1箇所につき5~6回、心地よい痛みを感じるくらいの強さで、ツボを圧迫するのがコツ。
指圧は神経の高ぶりを抑え、神経痛や筋肉のコリを和らげる効果があります。
4.たたく
ツボ刺激には、指圧やマッサージだけでなく叩く方法もあります。
手首や指を柔らかくして、力を入れすぎないのがポイント。
ツボを軽く、リズミカルに叩くと、振動の刺激が筋肉に伝わって症状が和らぎます。
※押したり揉んだりするときは、1,2,3,で力を入れ、4,5,6で力を抜くのが基本です。