戸塚区汲沢の昔話
- ユーザー
- tenshin
- 日付
- 18年3月18日 17時58分
- 元記事URL(外部サイト)
- https://ameblo.jp/tenshin-seitai/entry-12361291086.html
[本文引用]
こんばんは点心整体です。
先日、地元のお客様から面白い昔話を聞きました。
一口藪
汲沢町御所水366番地先から村岡川(宇田川)の支流にかかる中村橋という小さな橋を越えて、
左側の小高い小さな平地の畑が小無行253番地で、この一帯を昔から一口藪という。
大正時代の末頃までここには太さ約3m,高さ約20mもある一本の松の大木があり周りは竹藪だった。
この原宿に通じる山道は非常に淋しい所で日暮れからは誰も通る人はいなかった。
昔はこの藪から妖怪が出て通行人を悩ましたので、とても恐ろしい所とされていた。
村に大変利口で勇気のある青年がいた。村人の難儀を救おうと、ある夜時刻を見計らって出かけ
何気ないふりをして通り抜けようとした。 案の定青年の目の前に大きな一つ目小僧が立ち塞がった。
青年はさてはと落ち着き「お前はなんだ、化け物か!化け物ならもっと大きくなれるか! なれるものならなってみろ。」と言った。
すると化け物はずんずん大きくなり「どうだ!驚いたか!」と天にも届く大入道になった。
「ほほう。大したものだ。すごい!すごい!」とほめ、「どうだ、小さくなれるか」と煽てると、喜んでズンズン小さくなり元の大きさになった。
「なんだ。それきりか、もっと小さくなれ。梅干しになって私の手に乗ってみろ!」と言って手を出した。
化け物はいい気になって、忽ち梅干しになり、手のひらに乗ると、青年は一口に梅干しを飲み込んでしまった。
その後、化け物は出なくなり、ここを"一口藪"というようになった。
※「ふるさと戸塚」編集:郷土戸塚区歴史の会から引用させていただきました。
長く汲沢に住んでいてまさかりが淵の話は知っていましたが
こんな面白い話は知りませんでした。
さて中村橋というのはどこだろう
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