あなたの健康を守るためにお薬手帳を持つ2つの理由
- ユーザー
- たなごころ
- 日付
- 15年2月26日 10時02分
- 元記事URL(外部サイト)
- http://kaigosupport.org/blog/?p=347
[本文引用]
お薬手帳というものをご存知でしょうか。
よくお薬を飲まれる方にとっては馴染んだ存在かもしれませんが、そうでない方にとっては、名前を聞いたこともないものかもしれません。
お薬手帳とは、薬局で処方されたお薬の簡単な作用・副作用や、その日付、分量などを記録してもらうための手帳です。
大抵は、何も記載されていないものが薬局などに置いてあり、それに名前を書いて処方箋と一緒に薬剤師さんに提出すると、処方してもらったお薬に関する情報がシールになって貼られ、それが記録になります。
なぜそんなものが必要なのか?
それは、お薬の「飲み合わせ」というのがとても重要なためです。
ずっと同じお医者さまにかかっていれば大丈夫かもしれませんが、仮に、同じ病気で複数の医療機関にかからなければならなくなったとき、前にかかっていた病院で飲んでいた薬を、全部覚えていられるでしょうか?
同じ病気に限らず、違う病気で、違う医療機関にかかる場合も同様です。
>薬局 内装
第一に、薬というものは、「たくさん飲めば飲むほど、副作用の危険が大きくなる」ものです。
たくさん飲めば早く効くだろう、とか、たくさん飲めば効果も大きいだろう、というのは大きな間違いです。
用法用量という言葉は、「薬には最も安全で最も効果的な分量がある」ということを示します。それ以上飲むことは、時に、「命に関わる危険性」があります。
第二に、薬は「組み合わせて飲んではいけない組み合わせ」というのが存在します。
薬に限らず、これはサプリメントや漢方薬、市販されている風邪薬なども同様です。
中には、組み合わせることによって致命的な副作用の発生する薬もあります。「混ぜるな危険」は、洗剤だけのお話ではないのです。
以上の理由から、お薬を飲む人は、自分が何の薬をどれだけの量、どれだけの期間飲んでいるかを、常に把握することが、あなたの健康を守るためにとても重要になります。
付け加えると、「お医者さまは、お薬の専門家ではありません」
お薬を処方するのはお医者さまですが、それに最も精通するのは、お薬を調合してくれる薬剤師さんです。
大抵の薬剤師さんは、お薬手帳の記録をきちんと見て、お薬の調合をしてくれます。ときには、お医者さまが見落としていることを見つけてくれることもあります。
安全にお薬を飲むためにも、お薬手帳を持つことを、筆者は強く薦めます。