認知症のリハビリに良い影響をもたらすドッグセラピー

ユーザー
たなごころ
日付
14年1月23日 12時31分
元記事URL(外部サイト)
http://kaigosupport.org/blog/?p=559

[本文引用]

医療や介護の現場では認知症の患者さんが、訓練された犬とのふれあいでリハビリを向上させる「ドッグセラピー」が少しづつ増えているようです。


大阪市東淀川区では、高齢者と犬との定期的な交流会を催しているようで、犬が病院へ訪問する病院もあるそうです。


犬とのふれあいで「患者さん自身が自発的に行動するきっかけ」を期待しているようですが、そもそもドッグセラピーとはどのようなものなのでしょうか。


なんとなく「犬には癒す効果がありそう」なのは感覚的に感じることができます。


 


認知症のリハビリに良い影響をもたらすドッグセラピー


ドッグセラピーには大きく分けて3つの効果が期待できるとされています。


・生理的・身体的効果

・心理的・精神的効果

・社会性の改善


ドッグセラピーについて日経新聞に研究結果の記事が掲載されています。


>犬との触れ合い、認知症患者のリハビリに効果


記事では、平均年齢87歳の認知症の男女を10人ずつの2つのグループに分け、車いすからベッドへの移動と歩行のリハビリを4カ月続けた。


「言葉が分からず、犬に関心を示す」グループにはドッグセラピーを実施し、リハビリの効果や意欲を測定する世界的な基準を使って調べた結果、ベッドへの移動と歩行の点数は4カ月後に約1.5倍に向上した。


食事や着替えなど他の日常動作でも改善が見られた。


記事を読んで感じることは犬とふれあう機会が、行動を促す要因になっているということだと思います。


リハビリは機能訓練をすることではなく、日常生活の動きを促すものです。


リハビリをするという目的ではなく、生活の中での動作をいかに増やすかという課題をリハビリは常に抱えています。


犬とのふれあいが椅子に座るという動作につながり。


触るという感触が笑顔へつながる。


前向きな気持ちがリハビリには最も必要です。


>具体的な目標と、リハビリに取り組むやる気


 


なお、ドッグセラピーが抱える課題は「かまれたら怖い」という意識を、訓練された犬は噛まないという周知だとされています。


こういった様々な取り組みが認知症の患者さんにとって良い影響をあたえる手段がたくさんあることは喜ばしいことだと思います。


 


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